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『都市計画審議会』傍聴のススメ。『都市計画審議会』傍聴のススメ。
まちづくり&まちこわし  へ〜ぇ。こんなオトナの会議で決まるんですね。
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行政訴訟の判決を初めて傍聴しました。
現場は、中野駅北側に広がる警察大学校等跡地とよばれ、中野四丁目地区地区計画エリア、最近『中野四季の都市(まち)』となぜかネーミングされた一帯です。中野・杉並両区民が2009年に東京都、中野区を訴えた3件の判決言い渡し(八木一洋裁判長)でした。
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■■2012年4月27日(金) @東京地裁 522号法廷
               1時25分〜26分 所要約1分
 ■東京地方裁判所民事第3部
        裁判長裁判官 八木一洋
           裁判官 田中一彦
           裁判官 塚原洋一

●平成21年(行ウ)第253号&第428号 都市計画決定違法確認請求事件
 原告/中野区民計5名 杉並区民計2名*
 被告/中野区 代表者区長 田中大輔
 
●平成21年(行ウ)第354号 都市計画地区計画決定取消請求事件
 原告/杉並区民2名*
 被告/東京都 代表者知事 石原慎太郎

●平成22年(行ウ)第205号 地区計画条例取消請求事件
 原告/杉並区民2名*
 被告/中野区 代表者区長 田中大輔


■傍聴人 約48名 定員42名+補助椅子など
     (被告指定代理人3名以上含む)
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初回を含めおそらく4回目の傍聴です。遅刻モードかと思いきや、東京地裁の玄関先でご近所さんとバッタリ。まだ原告がこんなところにいるぐらいだからひと安心。ロビーのセキュリティチェックもそう時間もかからず通過。いつもは迷う裁判所内も通い慣れた?原告と一緒なんでラクチンです。途中どなたかに『警大跡地市民フォーラム』発行の『傍聴ガイド』をいただきました。そして、522号法廷のドアを開けると、、、存知あげない顔ばかり。原告が『ここでいいのよ。』というので中に入りましたが、なんせ空席が見あたらない! ありました〜。被告席前の知ったお顔の被告(中野区)指定代理人の隣に着席。が、『今日はしゃべりません』オーラがでていたので話しかけることは控えました。私はすっかり傍聴にきていなかったので知らなかったのですが、後席のド派手な赤の衣装を纏ったやや若い女性も被告(東京都)指定代理人だったのですね。どんどん子供ぐらいの世代が社会進出してくるので己の歳を感じずにはおられません。

着席してからも続々傍聴人が現れ、書記官を通し椅子のやりとりなどがなされています。傍聴人で溢れても開廷まで多少は便宜をはかってくれるようです。そんななか下駄のような足音も聞こえてきました。立っている傍聴人もいるようです。原告席に目をやると弁護人3名、原告約5名はすでに着席しています。一方、被告席は、、、無人です。始めは『集団遅刻?、事故??』と心配していましたが、無言の抵抗なんですね〜。別に出廷しなくてもいいらしいです。でも『傍聴席じゃなくて、被告席に行ってくれないかなぁ。そしたら全員座れるだろうに。』と単純に思っていました。

定刻の1時25分頃になり、八木一洋裁判長が入廷。起立、礼、着席。
書記官と裁判長の息の合ったコラボで判決の言い渡しが始まりました。
主文の読み上げのみです。

書記官)第253号、428号
裁判長)本件各訴えをいずれも却下する
書記官) 訴訟費用は原告らの負担とする
傍聴人)  不当判決!


書記官)第354号
裁判長)本件各訴えをいずれも却下する
書記官)訴訟費用は原告らの負担とする
傍聴人)  不当判決!!

書記官)第205号
裁判長)本件各訴えをいずれも却下する
書記官)訴訟費用は原告らの負担とする
傍聴人)  不当判決!!!

1時26分頃、閉廷。ほんの1分で終了しました。
なお、『不当判決!』と私の耳がキャッチしたのは1名の声でした。心当たりのある。
メモをしまい、ゾロゾロと退廷です。エレベータ−に向かう人波の中で『却下=門前払い』ということを知りました。しかし、実感として特にどーって感じてもいなかったのです。そう裁判の結果に関心はなかったので、その後の『報告集会』でも私のテンションは平常でした。

しかし、、、
その数日後、判決文(抜粋)を見せてもらい、私には怒りが湧いてきました。
    『なんだコレ!!!』
それは、裁判官にも被告にも原告にも弁護団にも支援団体にもです。
こんな気持ちになるとは思ってもいませんでした。

分析するに
原告でもなく支援団体にも属さない、近隣住民としての怒りのようです。
     〈傍聴記 完〉



*昨年、杉並区民の原告が亡くなられ1名減員されています。
 
 




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12/22、流山市の都市計画審議会を傍聴しました。
今年最初で最後の遠征傍聴のいい機会でした。なんと、子どもの頃すんでいた住宅団地の地区計画2件と(仮)街づくり条例案についてなどが審議案件です。公募市民委員の枠はこの10月から採用されたようです。

『流山市都市計画審議会』
http://www.city.nagareyama.chiba.jp/section/toshikei/02taisakukakari/tokeisinn/02toshikeikakusingikai/tokeisinnnituite.htm


【雑感】
審議会などは議長である会長の雰囲気に影響されると思いますが、かなりイイ感じの会長(内山久雄東京理科大教授)でした。台本棒読みではなく、ご自身の言葉でも話されています。(当たり前か)

ひとつ他自治体の都計審と大きく異なると感じた点は、審議案件として[流山市決定]等以外の通常『報告事項』とされるような案件にも市長より【諮問され都計審が答申】するということです。継続?になった地区計画案件にも、今後区議会に上程される街づくり条例案にも都計審として答申文を作成するようです。ただただ委員の個々の意見を市長や議会などに報告するだけではないのです。しかし、やはり内容にまで時間的に練れないので特に当日最後の案件となった街づくり条例案は、会長一任となりました。そういうことでも、会長ってやっぱり大切ですね。羨ましい!

すべての案件が想像以上に興味深いものでした。同じ住宅団地でありながら今回市決定をする地区計画(1号議案)と、不採用となった地区計画案(3号議案)の異例の提案代表者の意見陳述?。それ以上に街づくり条例案(4号議案)の委員発言はとても考えさせられるものでした。特に印象的なキーワード?は、

●規制が足かせ、業者が進出しにくい『流山リスク』
●訴訟を受けて立つぐらいの覚悟が必要
●街、町、まち、3種の『マチ』の使い分け議論を
●一百姓のオヤジ、毎日放射能計測、人口減少
●あまりにも市民目線、市民優先していてはこれから行政がたちゆかなくなる。
 お互い妥協を!
●みんなの意見は、みんなの意見ではない。ヒマなヒト。

この街づくり条例案は、特に議員委員ではない委員などに事前説明されたのか疑問が残りました。10月から委員になった方、特に【あて職】、しかもそう関連するお仕事ではない場合、この条例案を理解するにはむづかしいのかなということと、またこれが一般市民の感覚なのかなとも感じました。かなりそういった委員が強い、ある意味もっとも?な発言すると、今回都計審として【答申】する場合、どうなっちゃうのかなと。多様な意見をどうまとめる、そこが会長の腕のみせどころでしょうか? 

尚、傍聴人は地区計画があったので、その提案者関係の方各6名ほどと私。最後の議案、街づくり条例案は市外在住の私のみで『唯一の傍聴人』となり、かなり寂しかったです。(自称、一百姓のオヤジ委員からは『かなりのヒマジン』と認定されそうですが、、爆笑)資料は原則傍聴人に貸し出し。机もあり。実質人数制限もなく、遅刻入退室自由のサービス満点の対応でした。




予告通り、7/4に中野区都市計画審議会は開催されました。

会終了後、委員自由参加の警察大学校等跡地、いわゆる『中野四丁目地区地区計画』エリアの見学会が開催された模様です。お茶付き。

第19期の委員は、2月に委嘱されました。
6/17に『地区計画の変更』の諮問答申していおきながら、今ごろに見学会とはフシギです。どうせなら答申を出す前に実施してほしかったです。工事現場の震災影響、区議会選挙による委員変更なども関係するのでしょうか?




6/17中野区都市計画審議会が、予告とおり開催されました。
以下に意見書の要旨・区の見解など資料が公開されています。
http://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/dept/502000/d004487.html


意見書は一通、中野区民より提出されましたが
当日の審議会では【区決定】案件の要旨のみが公表され、地区計画変更にあたる『歩行者通路』は【都決定】と言う理由から意見書の意見は公表されませんでした。

当日登場した田中大輔区長より【区決定】のみならず【都決定】案件も諮問され、審議会委員間では議論?されてはいるものの、区民の意見は公表されないという妙な事態が続きました。

これほどに【都決定】の区民意見を無視することは、今までの中野区都市計画審議会史上では記憶にないことです。【訂正:調べたところ、過去にも無視していました!】これからも変更が多々ある警察大学校等跡地『中野四丁目地区地区計画』の今後が危ぶまれます。なんせ、区議会および審議会にも5/20開催の都市計画法に基づく住民説明会(都・区共催)の報告をしないので区民意見は完全に闇に葬られた状態です。

また、注目すべきは意見書の区民意見にもあったように中野区はこの都市計画案を事前に『中野区議会』および『中野区都市計画審議会』にまったく報告せず(5/16都計審の開催中止)諮問にいたりました。それを裏付けるように中野区の見解においても【方針】?は報告したとし、【原案・案】の報告をしていない事実を認めています。(【方針】といっても早稲田大学、警視庁、区立統合新校の建築計画がメイン。地区施設などの説明もないのは当日の資料をみれば一目瞭然。)

その上、本来とくに理解していてもおかしくはない区議委員は、4/24の区議会議員選挙により交代し(いでい良輔=自民党、伊東しんじ=自民党=欠席、白井ひでふみ=公明党、かせ次郎=共産党)、傍聴席からも委員の理解が十分でない発言、様子がうかがえました。

なお、諮問事項は、挙手で賛否をはかることなく
矢島隆会長の『…よろしいでしょうか?』(ハイ=会長に一番近い席の区議委員)
『異議はないということで…』とし、すべての案件が満場一致の賛成扱いとなりました。

【補足】
5/20変更案の住民説明会の都・区の説明時間は、合計25分。建築計画メイン。
6/17中野区都市計画審議会では、36分。地区整備計画メイン。
説明会での東京都説明員の超スローペースも考慮すると、審議会での説明情報量は2倍ほどはあるといえます。逆を言うと、住民説明会はなさ過ぎました!





【傍聴メモ】
●千代田区議会のいわゆる 百条委員会
公共施設適正配置構想時の小学校校舎解体工事等に関する調査特別委員会が

1/13(木)13時30分〜(30分開始遅れ)開催されました。
http://kugikai.city.chiyoda.tokyo.jp/about/nittei.html

23区初との地方自治法100条に基づき千代田区議会の議決を経て設置された
調査特別委員会(石渡伸幸委員長、木村正明副委員長、全委員12名/全議員2425名)です。

委員配置はコの字で
理事者と思われる3名が、委員長の後ろに控えていました。
進行は普段のような台本がないのか混迷がちで
ちょっと委員長に同情してしまいました。

途中、30分ほどの休憩をはさみ14時43分に閉会しました。
今回は証人の出席がなかったためか、23名ほどの傍聴人でした。
(議員8名、報道約4名、市民約15名)
なお、傍聴の人数制限は設けず、冒頭の撮影も申請すれば可能です。
次回は、1/21(金)とのこと。証人の出席が予定されています。
中野区民はじめ、広域に注目されているようです。


12/29 東京新聞
『千代田区議会百条委「区議から業者リスト」』
http://www.tokyonp.co.jp/article/tokyo/20101229/CK2010122902000041.html


【ご参考】
1/13 読売新聞
『ビデオ撮影許可不要 進んだ町議会の傍聴ルール』
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110113-OYT1T00370.htm




もう先月の話になりますが、、、
10/21に『中野区都市計画審議会』が開催されました。
http://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/dept/501500/d004487.html

初めて『(仮称)中野区地区まちづくり条例』の制定に向けた考え方について、なるものが報告されました。が、ぜひとも学識経験者である都市計画をはじめ専門家のみなさんの考えをお聞きしたかったのですが、会長&行政出身者を除きそろって欠席!でした。

会長(矢島隆氏)が何か言われたのですが、お声が小さいのとちょうど隣室がうるさいのとが重なり聞こえませんでした〜。残念!

しかし、第2の報告事項である都市計画決定、環境アセスも必須の『西武新宿線沿線まちづくり』の際に、区民委員2名が的確なことを言われていました。私の記憶で主旨をまとめると、、合意形成が必要な『中野区地区まちづくり条例』をつくろうとしているのに、この事業で合意形成へ向けての努力がなされているのか?と疑問を呈されたものでした。

ムリをして最後まで傍聴してよかった!と思いました。

尚、次回の中野区都市計画審議会は12月開催予定で『(仮称)中野区地区まちづくり条例』の報告があるようです。素案でしょうか?


【西武線連続立体交差化の都市計画案&アセス説明会】

10/7の沼袋小学校で開催された説明会に参加しました。その模様は、、、
『ユーキャン中野』までどうぞ↓
http://groups.yahoo.co.jp/group/ucan_nakano/message/1469
前日10/6の上高田小学校のものとはかなり雰囲気が違ったようです。尚、東京新聞の説明会記事は10/6のみの取材でかかれたとのことです。

この都市計画案は、中野区長が『中野区都市計画審議会』に諮問し答申をうけ同意し、『東京都都市計画審議会』で審議されるのでしょう。またアセスも報告もあるようです。


10/9付東京新聞 『西武新宿線地下化へ 都、12年度にも着工』
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20101009/CK2010100902000072.html

都HP 都市計画案 概要
http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/topics/h22/topi027.html

都HP 都市計画審議会 11/18予定
http://www.metro.tokyo.jp/INET/KONDAN/2010/09/40k9h100.htm



PJNEWSというものに林田力氏が記事をかかれています。

『中野駅地区整備・景観等検討会に都計審委員が就任=東京・中野』
2010年09月10日06:28JST
http://www.pjnews.net/news/794/20100909_2

私が9/8に唯一1団体へ傍聴記を投稿した内容と似ています。
尚、私と林田氏は面識もなく、私が記事を林田氏に依頼したことはありません。

不思議です。??

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プロフィール
HN:
(仮称)中野区都市計画審議会の健全化を求める会。 池田教子
年齢:
17
性別:
非公開
誕生日:
2006/11/12
自己紹介:
06/10/12に『中野区都市計画審議会』を初傍聴。そのコムツカシイ名称とは裏腹に、白昼オトナの空想ゲームを観戦したかのごとく衝撃を受ける。その後、委員でもない者が委員席に複数いるコト、2年半以上出席しない学識経験者の存在などを知る。これらが命名の由来です!
Under Construction!
… kyoko ikeda
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